1. HOME
  2. ブログ
  3. MWC2024を振り返って

ブログ

MWC2024を振り返って

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
MWC2024を振り返って

今年もMWC (Mobile World Congress) が、スペインのバルセロナで226日から29日まで開催されました。
主催者の発表では、205カ国の国と地域から101000人以上の来場者があったそうです。新型コロナがひと段落し、業界にも活気が戻ってきた展示会となりました。Airspanはホール2の2E20にてブースを構え、たくさんのお客様にご来場いただきました。ありがとうございました。


MWCは当社の最新技術の披露とお客様と直接お話をするイベントです。我々のブースには会議室が2つあり、4 日間の展示会のほとんどの間、どちらも会議室もお客様の訪問でとても活発な会話が出来ました。 私たちは、楽天モバイル、Telecom KenyaGogo、ソフトバンク、Dense Air、などの世界中のお客様や、QualcommIntelDruidHighway 9などの主要なパートナー様と、質の高い会議を開催できました。

昨年からの主な変化は、プライベート ネットワークに重点が移ったことです。 昨年、プライベート 5G によるエッジ コンピューティングの成長を期待していた AWSMicrosoftDellHPVMWare などのウェブスケールパートナーからの関心が急増しました。このビジョンを実現するには、まだ数年かかるでしょう。ディスカッションから、POC が導入に変わり、プログラムがようやく軌道に乗り始めています。 

Airspan にとって、展開されている最初のプライベート ネットワークのユースケースの 1 つは、建物内のニュートラル ホスト ネットワークです。 当社には、教育、ホテル、駐車場、オフィスビルなど、さまざまな分野で開発を開始しているプロジェクトのパイプラインがあります。私たちのスイートスポットは、10万平方フィートから50万平方フィートの範囲の建物です。米国だけでも、このカテゴリーに分類される約 300 万の建物があります。当社は、TMOAT&TDense Air などのパートナーと協力して、機会パイプラインを特定し、優先順位を付けて準備を進めています。

私たちがブースでデモしたもう 1 つのユースケースは、5G 固定無線アクセス (FWA) でした。 複数のライブ リアルタイム ビデオ ストリームを備えたミリ波スペクトルの 400 MHz チャネルを介したブロードバンド リンクを配信しました。ミリ波スペクトルにはブロードバンド機能があるため、多くの関心が集まっています。昨年の第 4 四半期に、当社は オーストラリアのProspecta から500 台の Air5G 基地局の契約を獲得しました。Prospectaは当社のブロードバンド用5G ミリ波製品を使用してオーストラリアのスマート コミュニティに接続しています。当社は現在、イタリアのブロードバンド固定無線プロバイダーである会社との大規模な機会を含め、世界中でいくつかの5G ミリ波の機会に入札しています。当社は、世界最大の 5G ミリ波無線プロバイダーの 1 つです。私たちは空間を理解しており、素晴らしい製品を持っています。

昨年の MWC の主要テーマは 5G プライベート ネットワークでしたが、今年の主要テーマは AI でした。多くの「AIウォッシング」が進行していますが、私たちは実際に業界にとってAIが何を意味するのか、そして製品、製品開発、仕事のやり方を改善するためにこのテクノロジーをどのように活用できるのかについて悩んでいます。当社のお客様はその可能性を評価しており、すでに AI が登場している例もあります。AI が注目を集めている例としては、顧客サービス、ネットワーク計画、RAN とエネルギー管理、ソフトウェア開発とテストがあります。AI は今後数年間、さまざまなレベルで議論や戦略を支配することになるでしょう。

MWC の期間を利用して、Airspanは今後の戦略について大いに議論を重ねました。5Gのユースケースと経済の発展に伴いコストの見直や、4Gは多くの市場で引き続き勢いを保っていますが、その他に議論したい特定の新興成長分野があります。私たちは、5G FWA5G densificationneutral host、スマートエネルギー/ユーティリティなどの成長市場を深く掘り下げて話し合いました。私たちはこれらの市場における長い成長サイクルの始まりにあり、成功するために必要なソリューションと市場投入について話し合っています。広範囲な顧客エンゲージメントを開始するための商用モデルを含め、成功するエンドツーエンドソリューション (無線、CPEACP、アプリケーション) がどのようなものかを明らかにすることが重要です。私たちはMWCを終えて、推進すべき具体的な行動を導き出しました。今後これらをフォローアップする予定です。どうぞ、これからもAirspanにご期待ください。




 
日比紀明 
2001年よりモバイル業界にてキャリアのシステム開発やベンダーにおけるビジネス開発を手掛ける。
現在はAirspan Japan のSales Directorとしてシステム製品販売全般を担当している。

 

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

お問い合わせ

資料請求・お問い合わせは、
以下メールフォームまたはお電話からお問い合わせください。