ソフトウェア
5G ソフトウェア
エアスパンのOpenRANGE(Open RAN)ソフトウェアは、20年以上にわたり無線ソフトウェアの3つの層すべてで経験を積み、100万台以上のセルを出荷してきました。エアスパンは、LTEソフトウェアのリリースにより培われた実際の経験を活かし、5G-NRパッケージで継続的にイノベーションを提供します。
製品紹介
OpenRANGE SOFTWARE
エアスパンのOpenRANGE vRANソフトウェアは、モジュール式のスケーラブルなアーキテクチャを採用しているため、導入の柔軟性とコスト削減を実現します。
・クラウドネイティブで拡張性に優れたvRAN・モジュール型マイクロサービスアーキテクチャによるCI/CD手法で市場投入までの時間を短縮
・スタンダード準拠のオープンインターフェース
・マルチコア・アーキテクチャに対応した拡張性
・CUPSアーキテクチャによる柔軟な展開とコスト削減
・コンテナ化されたソリューションにより、リソースを最適化(RAMとCPUは、従来のVMに比べて低レイテンシーで、導入時間も短縮可能)
・省エネ、効率的なメンテナンス、高可用性、リアルタイムのリソース移行をサポートすることで、大幅なOpEx削減を実現
・VNFの自動リカバリーによる高いサービス可用性

OpenRANGE vCU
Air5G-CU vCUソフトウェアパッケージには以下が含まれます。
・コントロールプレーンとユーザープレーンの分離(E1AP経由)アーキテクチャをサポートし、柔軟なリソースプーリングを実現
・5G-NRサービス・データ・アダプテーション・プロトコル(SDAP)によるSAの運用
・5G-NR無線プロトコル(RRC、PDCP)
・split 2をサポートするF1AP
・gNodeB間通信のためのXnAP
・5Gコア接続用のNGAP
主なメリット:
・Radio Network Information Service(RNIS)APIを介してMECアプリケーションとのインターワーキングを可能にする
・分離されたユーザー・プレーン/コントロール・プレーンのサポート(E1AP上)により、コスト効率を最大化(リソース・プーリング)
・ハイアベイラビリティのサポート

OpenRANGE vDU
Air5G-DU vDUソフトウェアパッケージには以下が含まれます。
・5G-NR L1ベースバンド処理
・5G-NR スライス対応階層型スケジューラ
・5G-NR無線プロトコル (RLC, MAC)
・F1(split 2)ユーザー・プレーン伝送プロトコル - eGTPU
・O&MのためのO-RAN split 7.2x O1インターフェースに基づくFHインターフェース
主なメリット:
・SDNベースのL2トランスポート機能により、トランスポートネットワークのスライシングをサポート
・スライサブルなL2アーキテクチャにより、RANネットワーク・スライシングをサポート
・L1/L2アグリゲーションによるRU間キャリアアグリゲーションとマルチポイント伝送スキームの実現

5G ACP
Airspan Control Platform(ACP)は、ネットワークオペレーター、プライベートネットワーク、企業など、あらゆるお客様の展開に対応する管理とネットワークオーケストレーションを実現する豊富な機能を備えています。ACPでは、単一または複数のテクノロジーにまたがって制御することや、完全な管理・制御の提供、既存のOSS/BSSスタックへの統合、ネットワークのオーケストレーションや管理を自動化することができる柔軟性を備えています。

SERVICE DESIGN & ORCHESTRATION
ACPは、KubernetesやOSS、SMOやETSI MANO内のフレームワークなどのNFVIコンポーネントやインフラとの連携を含め、O-RANに準拠した5G vRANネットワーク機能のライフサイクル管理とオーケストレーションを実行する機能を備えています。

FULFILLMENT & ASSURANCE
フルフィルメント、アシュアランス、アナリティクスのための包括的なソリューションであるACPは、すべてのドメインにおいてネットワークのコマンド&コントロールを提供します。ログ、イベント、アラーム、カウンター、KPI、アップグレード、アクション、ステータスなど、豊富で柔軟なデータセットが用意されており、ネットワークの制御と管理に関するあらゆるお客様のご要望にお応えします。
ACPは、CBRS WInnForum、O-RAN Alliance、3GPPなどの主要な業界標準および団体と連携しているため、迅速な統合と展開が可能です。


RADIO INTELLIGENCE CONTROLLER (RIC)
無線リソース管理(RRM)やSONソリューションにおける長年の豊富な経験を持つエアスパンのRICポートフォリオは、複雑な運用を簡素化し、ネットワークの構成や最適化プロセスを自動化することでOpExを削減します。完全に仮想化されたソリューションコンポーネントは、コンテナ化されたvNFとして実装されます。O-RANアライアンスのオープンインターフェース定義に準拠しているため、サードパーティのRICやオーケストレーションソリューションとの統合が可能です。
・PMエクスポートのためのO1インターフェース
・Near-RT RICとvRANエレメント間の通信のためのE2インターフェース
・Near-RT RICとNon-RT RIC間の通信のためのA2インターフェース

特徴
2、6、7.2といった複数のスプリットアーキテクチャーオプションにより、マルチベンダーでの運用が可能となり、将来的な設備投資を抑制することができます。
O-RAN、Small Cell Forum (nFAPI)、3GPP F1、ONAP orchestrationなどのオープンインターフェースをベースにしています。
従来のサプライチェーンの連鎖を断ち切り、今日のネットワーク構築のあり方を変革します。
利点
SLICE-AWARE RAN WITH ADAPTIVE NETWORK SLICING

革新的なOpenRANGEソフトウェアは、変化するネットワーク需要に適応するアルゴリズムを採用しています。RANプロトコルレイヤーをスライス単位で動的に設定し、スライスを意識した階層型のスケジューラーを採用することで、SLAの条件下においても周波数利用効率を最大化します。
DYNAMIC FRONTHAUL

最新のアルゴリズムなども用いることで、非理想的なリンクでもsplit 7.2xのフロントホール接続性を維持します。これにより、最適化されていないインフラにおいても、独自のKPIに基づいたダイナミックなL2コンフィギュレーションにより、低レベルのvRANスプリットが可能になります。非理想的で混雑したトランスポートにも柔軟に適応するOpenRANGEソフトウェアは、最大5msのレイテンシーに対応し、マイクロ波、DOCSIS、マネージド・イーサネット、G.Fast、GPON、HFC(Hybrid Fiber/Coax)などの既存のトランスポート・インフラ上での展開・運用が可能です。
4G ソフトウェア
NETSPAN
スケーラブルなネットワーク要素管理システム
Netspanは、アクセスとバックホールの両方の領域でエアスパン製品のポートフォリオ全体を管理するエアスパンのエレメント管理システム(EMS)です。クライアントサーバーアーキテクチャーに基づいて、フロントエンドのWebアプリケーションや、お客様のOSSと相互接続するためのインターフェースを備えた、常時接続型のサービスを提供しています。
Flexible Solutions

Netspanは、小規模な導入を目的としたスタンドアローンサーバーへの展開機能から、数千ノードを一括管理できる顧客対応のクラウドや仮想環境まで、あらゆる顧客ニーズに対応したソリューションを提供しています。柔軟な構成とアーキテクチャオプションを通じて、お客様の要望にお応えできるように設計されています。アベイラビリティとスケーラビリティをサポートし、いずれかのノードに障害が発生した場合にもシームレスなフェイルオーバーが可能です。
Fully Flexible Web Based GUI

Netspan は柔軟性の高いウェブ GUI を提供しており、カスタマイズすることで Netspan のオペレーターごとに異なるオプションを提供することができます。また、アクセス権を定義することで、EMSの各オペレーターにそれぞれの機能に適した権限を与えることができます。
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AirSON
エアスパンのスモールセルは、独立したLTEネットワークとして、または既存のマクロ層を持つHetNetのレイヤ2として展開されるように設計されています。そのため、エアスパンはSON(Self-Organizing Network)開発の最前線に立っており、スモールセルを展開する際のオペレーターのニーズに応えるため、特別に設計された高度なアルゴリズムスイート(ARSON)を提供しています。
The Need for SON/SONの必要性

LTEにおけるスモールセルの普及に伴い、多くの通信事業者は、従来のマクロセルの配備計画では、大規模かつ迅速な展開に対応できないことにすぐに気付きました。SON(Self-Organizing/Optimizing Networks)は、大規模ネットワークの運用を大幅に簡素化することを目的としたツールとアルゴリズムのセットです。
Airspan’s SON Architecture

エアスパンのスモールセルは、標準化されたLTEアクセスのSONソリューションと統合できるように設計されています。エアスパンのARSONは、レイヤー化されており、統合されたeNodeBの分散型SONテクノロジーと、ネットワークベースのSONのための集中型SONインターフェースの両方で構成されています。
このアーキテクチャーは、HetNet(Heterogeneous Network)の展開を可能にし、ネットワークが最適化された方法で両方のアプローチを最大限に活用できるようにします。
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